この記事を書いた人
ペンネーム：みのりさん
プロフィール：若々しい外見を保つためにも美しくハリのある髪の毛であり続けたい。加齢に負けないように日々ヘアケアに力を入れている30代です。体質的なものだと諦めて対策を怠り、ハゲを加速させるのはもったいありません。
見た目や体質、さまざまなものが親から受け継いだDNAの影響を受けています。
だからこそ、薄毛になってしまうのも遺伝が原因だと結論づけて、どんなヘアケアをしても無駄になると最初から諦めてはいませんでしょうか。
しかし、待ってください。顔の似ていない親子はいくらでもいますし、身内にハゲている人がいてもフサフサの髪の毛をキープしている人はたくさんいます。
実際に薄毛がどの程度遺伝で影響してくるものなのかを知り、将来ひょっとしたらハゲるのではという不安を解消、その上でできる対策を行っていきましょう。
薄毛が遺伝する確率は25％程度です
薄毛が遺伝することが原因でハゲる、この関係性は確かに深いものですし、体質によってハゲやすい人とハゲにくい人がいるのも事実です。
ですが、必ずしも遺伝の影響を受けるわけではありません。
特に男性特有のハゲであるAGAの場合、遺伝によって発症する確率は25％ほどとされていますが、これはあくまでも薄毛になる可能性があるというだけのことです。
後の75％は生活習慣などの後天的な要因、つまり、頭皮や髪の毛に負担になる生活を送っている人ほどますますハゲやすくなるということになります。
薄毛は遺伝のせいだと原因と決め付けて何の対処もせずに結果ハゲれば、それは本人が原因である場合も十分に考えられるということです。
逆に言うと、対策さえしっかりと行っていれば遺伝的にハゲやすくても、豊かな髪の毛を保つことが可能になります。
チェックするべきは父親ではなく母方の祖父の頭
薄毛は遺伝だけが原因ではない、そうは言っても原因の1つをしっかりと意識しておき、リスクを知った上で対策を考えることはとても大切です。
ここで注意したいのが、一体誰からハゲの要素を受け継ぐかというところになります。
身近にいる男性、父親の頭髪の寂しい状態を見て危機感を覚えやすいのですが、実は薄毛の因子は母方の祖父から受け継ぐので、父親の頭の事情はあまり関係ありません。
まず、男性特有のハゲであるAGAは、男性ホルモンのうちのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素の影響でDHTというものに変質することが原因になります。
このDHTが髪の毛の成長を阻害、脱毛指令を出すというとても厄介な性質の持ち主なのです。
そして、DHTとアンドロゲンレセプターというその受け皿の結びつきやすさによって、薄毛になりやすいかどうかが決まってきます。
この情報が書き込まれているのが、X染色体です。
男性はXY、女性はXX、親からそれぞれ1つずつの染色体を受け継いで子どもが生まれます。
子どもが男性なら父親からY染色体を、母親からはX染色体を貰い受けるということになるので、ハゲの情報が書かれているX染色体は母方から引き継がれるのです。
母親もその親からXX染色体をもらっているので、母方の祖父の頭髪をチェックしようというのはこうした理由になります。
もちろん、そればかりがハゲの要因にはなりませんが、注意しておくに越したことはありません。
発症リスクを高めるのは不健康な生活習慣
25％ほどの確率により受け継ぐハゲやすい体質ですが、必ずしも発症するわけではありませんし、薄毛の遺伝子を受け継いでおらず原因とは無縁でもハゲる人はハゲます。
不摂生をしていれば健康な親から生まれても病気がちになるように、頭髪も普段本人がどう過ごしているのかによって状態が変わるのです。
脂っこいものばかり食べていては皮脂量が増えれば毛穴の状態を悪化させますし、栄養が不足していては育毛に活かせずにどんどん痩せ細り抜けやすくなります。
運動不足だと新陳代謝機能が衰えますし、頭皮が冷え込んで血行不良になり、栄養や酸素やホルモンを行き渡らせることができなくなるでしょう。
睡眠不足は髪の毛を育てる成長ホルモンの分泌を減少させ、解消されないストレスは自律神経を乱します。
健康的な生活は病気を予防するだけではありません。
ハゲやすい人もそうではない人も、不健康な生活は頭皮環境を悪化、頭髪の状態を悪くし、薄毛になりやすい遺伝を持っている人はますますその原因となるリスクを高めます。
お酒が大好きで喫煙をする人は特に要注意
ハゲやすくなる生活習慣の中でも気をつけたいのが、お酒が大好きでよく飲んだり、喫煙習慣がある場合です。
どちらもストレス解消だとつい手が伸びてしまいますが、お酒の飲みすぎも喫煙も血行不良の原因になって、頭皮に栄養が届かなくなってしまいます。
タバコはビタミンEやβカロチン、お酒も分解のために亜鉛など、摂取により健康な髪の毛を作り出すたくさんの栄養素を消費してしまうのも問題です。
食生活も運動習慣も嗜好品も、本人の気持ち次第でいくらでも改善ができるものですから、自らの行動でハゲのリスクを高めてしまうのはもったいありません。
髪の毛のことを考えるのであれば、薄毛は遺伝が原因だからと諦めずに、できる対策を行ってハゲないように生活習慣を改めるべきです。
まとめ
自分がハゲやすい遺伝子を受け継いでいるかどうか、心配だという場合にはAGAクリニックなどで検査を受けることができます。
方法も髪の毛や唾液採取といった簡単なものなので、気になるのであれば調べてみるといいでしょう。
しかし、体質が全てではありません。遺伝子に問題があっても全ての人がハゲるわけではありません。
薄毛予防に重要なのは、できる対策を怠らないことになります。
今ハゲていなくてもすでに進行していても、諦めるのはまだ早いのです。
髪の毛のことを考えた生活を送れるように意識を改めていきましょう。
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